イクラのほぐし方・作り方

この秋もまた美味しい鮭が揚がりました。鮭を一本買いして余すところ無くたいらげる!…身は塩焼きを筆頭に、ムニエル・竜田揚げ・みそ漬け・グラタン・ホイル焼きに。もちろんアラも残さずじっくり煮込んでアラ汁に。そして最大の楽しみ、イ・ク・ラ〜!!
自宅でつくれば断然お安くかつ美味しいのです。どうかチャレンジしてみてくださいね! ちなみにメスの鮭はキロ千円前後です。一本3500円〜あります。先日、ハラコ(加工前の卵)のみを買いましたが1双の片方のみで1600円でした。一本買いの方が断然お得なんです。

必要な準備 用意するもの
もちろんはらこ
・しょうゆイクラの場合…お酒(甘口がいいです)とお醤油
・塩イクラの場合…塩
道 具
・たっぷりのお湯(今回はやかん二杯ほど使用)
・大きめの器
・ざる
・混ぜるためのへら
熱いお湯に浸ける 1) 熱いお湯に浸ける
たっぷりのお湯を用意します。温度はとっても重要! 手をやっと入れられる位、あっちっちぃって温度です。煮えちゃわないかって? まぁやってみて!
静かにかき混ぜる 2) 静かにかきまぜる
ヘラなどでハラコを潰さないように静かに混ぜます。湯温が下がってしまったらお湯をつぎ足して下さいね。次第にハラコを包んでいた薄皮が縮んで固まってきます。全体が裏返ったらオーケー。
ここでいったん10分ほど置いておきます。コーヒーでも飲んでね。
ほぐれてきた 3) ほぐれてきた
それではまた静かにかき混ぜましょう。ほとんどバラバラになっています。
皮が固まる 4) 薄皮が固まる
薄皮は固まってこんな感じになっちゃいます。
粒を取っちゃうと 5) 残りの粒をとる
薄皮についているハラコをそっととります。やっぱり一粒たりとも無駄に出来ないぞって気持ちが…。ああ、やはり高級品…。薄皮がいくつかに千切れているときはハラコが残っていないか厳しくチェ〜ック!
ザルにあげる 6) ザルにあげる
いったんザルにあげます。
白いです 7) どうでしょう、この色!
白いですねー。煮えちゃったんですかねー。悲しいですねー。
再び湯あらい 8) 再びお湯洗い
また暑いお湯をつくってそこにザルのハラコを入れます。かき混ぜるとほわほわとした皮が浮いてきます。この皮についているハラコをばらします。
浮いてきた皮を流すようにそっと上澄みを流してからザルにあげ水切りします。
気温の高い日は冷蔵庫が安心です。表面が乾燥しないようにラップしてね。
ギャラリーに注意 ☆ワクワクしているのは人間ばかりではありません(*^_^*)。
イクラの神秘 9) イクラの神秘
ほぼ一時間後、水が切れた状態です。
あの美しいイクラの色がよみがえっています!
快感じゃねぇ!
醤油につけ込む 10) 醤油汁に漬け込む
お酒とお醤油を同量ずつ混ぜた汁に浸します。ハラコが泳ぐくらいの量を使ってください。
ハラコ1双分で200cc強、必要です。甘めがお好みの方はだし汁を25ccほど足してね。そして冷蔵庫へ。
2時間後 11) 出来た!
2時間後の様子です。汁を吸ってぷりぷりになっています。この時点で吸い切れていない汁がまだ残っているのがいいのです。汁が無くなっている場合はすこし足して下さいね。完全に汁を吸いきるまで一晩かかります。汁に余裕が無いと仕上がりが固くなってしまいます。
このあたりから食べられますが、一晩おいた方がより味がなじみます。
イクラの上にラップを張って密封すると味が落ちにくくなります。大体1週間ほどで食べ切っちゃった方がいいようです。冷凍するとそれなりに味は落ちちゃいます。うちの子供の場合、1週間経ったイクラには食い付きが悪くなります。この貴重さ判ってんのかぁぁ!

塩イクラはほとんど作ったことがないので分量を忘れてしまいました。すみません。適当に塩ふって しばらく置いて食べて甘かったらまた足して、ってやってみてねー。一晩おくとかなり浸みて辛くなりますから注意してね。でも辛くつくったのは冷凍でお正月まで持つそうです。
それから、塩の時は味付けの前に1,2滴オリーブオイルを垂らしてやるとベタつかないぷりっとした仕上がりになるそうですよ!。

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